2018.10.28 昌福寺「御会式」

今年も参加させていただきます。

昌福寺にとって「御会式」とは、本番の舞台に立つ者も裏方で支える者も、子供も大人も、僧侶も一般信徒も垣根なく、日蓮聖人のテキストを何度も何度も覚えてしまうほど歌いこみ、その身体で街に繰り出し、日々を営み、抱いた意見や感想を相互に交換する年に一度の機会です。
今年のテーマは『開目抄』。
新進気鋭の作曲家・竹内一樹先生が付けてくれた音楽の節回しによって、すでに私たちの頭のなかには、『開目抄』の文字が寝ても覚めても鳴りひびいています。
そしてその〈過去の文字〉に〈今の我々〉が共振したとき、きっと我々の生身にも、釈迦牟尼仏と日蓮聖人の魂魄が宿っているはずです。
〈色相の文字はすなわちこれ応身なり〉
「歌」、つまり身体化された文字こそ、我々を聖なる瞬間へと運んでくれる〈タイムマシン〉なのかもしれません。であればこそ今、〈聖典の音楽劇〉を。
聖典の音楽劇『延年舞』
◯日時:2018年10月28日(日)17:30〜
◯会場:壽命山昌福寺(山梨県南巨摩郡富士川町青柳町483)
観覧無料
言葉 日蓮聖人
作曲・構成 竹内一樹
指揮・合唱指導 依田浩
合唱指導 雨宮由佳
舞台美術 RYUTA(和火)
出演 ますほジュニアクワイア、Chor Jiyu、日蓮宗宗立堀之内学寮、ファイヤーパフォーマンスグループ「和火」
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出演者プロフィール
【竹内一樹】
1983年東京生まれ。作曲家。
作曲を吉岡弘行、佐藤眞、寺嶋陸也の各氏に学ぶ。
合唱曲、歌曲といった言葉を伴う音楽を中心に作曲、編曲活動を展開する。
混声合唱のための「Canvas」がyou tube「Canvas kazuki takeuchi」検索で視聴可能。
管弦楽曲「To-Gen-Kyo」、山梨県昌福寺にて作曲・構成を務めたシアターピース「プレイ・スペース」、オペラ「Love Letter」、「The Best Present」、「オペラ北斎」など作品は多岐にわたる。
昨年6月には香港にて、男声アカペラグループYat po singersのためのアカペラ舞台劇「To Kyo」を委嘱初演され好評を得る。
合唱団響団員。 東京バラライカ・アンサンブル副指揮者。
【ますほジュニアクワイア】
2002年3月創団。年齢も学区も異なる子どもたちが集まり、日常の生活では得られない人間関係を築き、様々な価値観と出会いながら音楽を楽しんでいる。
2003年から毎年開催している定期演奏会では、アカペラやピアノ付きの作品にとどまらず、弦楽アンサンブルやオルガン、リコーダーとの共演など、ヴァラエティに富んだ歌声を聴かせてきた。また、地元の日蓮宗寺院、壽命山昌福寺の御会式において毎年舞台作品の初演に携わるなど、地域に伝わる文化にも触れつつ、積極的に活動の幅を広げている。
甲府盆地の南、富士川の流れる街、富士川町。緑に囲まれた「富士川町ますほ文化ホール」を拠点に、町とホールの大きな協力のもと《合唱音楽の響くホールと町づくり》をめざし活動中。
【Chor Jiyu─コアジユ─】
昌福寺御会式の「延年舞」にむけて、企画構成のためにはじまった〈合唱〉と〈シアターピース〉のワークショップから自然に形成され、昨年の昌福寺御会式ではついに初出演を果たした御会式のための合唱隊。
【日蓮宗宗立堀之内学寮】
日蓮宗が次世代を担う若い僧侶を育成するために設立した、東京堀之内妙法寺境内に所在する全寮制の養成機関。毎朝の勤行から、説教、読経、法要所作、書、日蓮教学、また現代社会に不可欠な社会体験まで、緻密なカリキュラムで運営され、すでに多くの優秀な僧侶が輩出。
【FIRE PERFORMANCE TEAM 和火】
真っ赤に燃えさかる炎を自在に操り、魂の音楽を響かせながら幻想的な世界を作り出すファイヤーパフォーマンスチーム「和火」。
和太鼓とディジュリドゥが繰り広げる迫力ある演奏と共に炎を操る個性豊かな3名のパフォーマーが展開する炎と音のエンターテイメント。
その炎は一瞬にして見る者の心に火をつけ、幻想的な世界へと引き込んでいく。そして一度灯された炎は、心の中で静かに激しく燃え続ける。http://kazka.info
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◯「昌福寺御会式」タイムスケジュール
13:00〜「唱題行脚」(青柳町区内)
行脚隊:日蓮宗宗立堀之内学寮生
「近隣の街頭を、日蓮宗堀之内学寮の青年僧が団扇太鼓をたたき〈南無妙法蓮華経〉をとなえつづけて行進する日蓮宗伝統の布教法です。」
13:00〜飲食・雑貨ブース開場
出店予定:郡司(屋台村・富士川町)、いきいき村(食料品ほか・富士川町)、三越松花園(生花・富士川町)、yamanecoya(エスニック創作料理・笛吹市)、虹屋(服飾雑貨・山梨市)、マネキン堂(駄菓子軽食・山梨市)、ichigoya(手作りアクセサリー・南アルプス市)ほか。
14:00〜「御会式法要」(昌福寺本堂)
式衆:日蓮宗宗立堀之内学寮生。
稚児:ますほジュニアクワイア、有志の児童。
「法華経の宗旨を確立し、我々後進の者が目指すべき目標を立てて下さった日蓮聖人に対して報恩感謝を捧げる法要です。それはまた日蓮聖人の本願を我々もまた本願として目指すことを再確認する法要でもあります。
日蓮宗宗定の法要儀式に則っり厳修いたします。式衆として〈日蓮宗宗立堀之内学寮生〉、稚児として〈ますほジュニアクワイア〉、そして今回は稚児出仕を志願した〈有志の子供たち〉も出座します。」
※雨天の場合も昌福寺の本堂内で予定通り執行いたします。
17:30〜聖典の音楽劇『延年舞』開演
「『延年舞』とは、昼の御会式法要の厳粛な儀式から一転し、あえて芸術的な効果を強め、観衆に〈楽しみ〉と〈壽命長久〉をもたらそうという音楽劇で、厳粛な法要と二部構成をなして古来の法会は営まれていたといわれます。
とくに昌福寺の御会式では、日蓮聖人が残された著述を音楽劇化しながら、その言葉と教えに親しみ、心身に記憶していくことを目指しています。それは他の鎌倉仏教の宗祖たちにくらべて著作が膨大な日蓮聖人だからこそ可能なことと考えています。」
※雨天の場合も昌福寺の本堂内で予定通り執行いたします。
※夜も寒さも考えられます。上着の準備もお忘れなく。
19:00〜「万燈奉納」
参加万燈講社:深敬園万燈講、昌福寺万燈講。
日蓮宗の檀信徒が、纏を振って燈火をともし、〈南無妙法蓮華経〉を唱え信心を奉納します。
☆お問合せは、昌福寺まで(0556-22-0218 / jyumyouzanshoufukuji@ybb.ne.jp)
※駐車場は当日係員のものが誘導します。
※駐車場を出来る限り用意いたしましたが、駐車台数に限りがありますことをご了承ください。



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